あたしだけに情けをお縄を生死をかけかけかけかけかけて

掘骨砕三『クロとマルコ』(秋田書店) 6月19日

54-71Kool Keith『IDEA OF A MASTER PIECE』 6月17日


愉しみ。


 *


【曲】

 『MINUS0 (DEMO)』

http://voon.jp/a/cast/?id=u55feghg1ukufzkn&c=1&t=1


〔歌詞〕

A quizzical moth flies low under heavy spiritlessness,
quietly breathes in secret honey, and vomits the blood vomit.
Turns the surprise right, Turns the peach tree left,
enters the hole of the root of the Japanese pepper tree, and the death.

Non-historical herds noisily goes over the Sun's river,
They swore slow sleep of the ego by sicken spiral smoke.
The neutron bomb is full-bloomed in the flower garden in the head,
Harmony flowed internally when worker ants gazed at oneself.

He starts the biathlon from bias moron at last.
As a result, the course that no one needs is uselessly buried.

dreary,desolute,abject,distressing,
It's a dismal foolproof life that surrounds dogmatic us.


〔訳〕

奇妙な蛾は重い無気力の下を低く飛び、
静かに秘密の蜜を吸い、血反吐を吐きます。
驚きを右に曲がり、桃の木を左に曲がり、
山椒の木の根の穴に入ればお陀仏です。

非歴史的な畜群が八釜しく太陽の川を渡り、
彼らは辟易する螺旋の煙によって自我の遅い眠りを誓いました。
頭の中のお花畑では中性子爆弾が満開で、
働き蟻たちが自身を注視すると、内部に和音が流れました。

彼はその偏見と愚蒙から、ついに二種競技を始めます。
結果、だれも必要としないコースが無益で埋められていきます。

殺伐で、荒涼で、捨て鉢で、悲惨な、
独善的な私たちを囲むのは陰鬱で安易な人生です。


(二番もつくる)


 *


現代日本において、ゲイジュツやブンガクなんつって所詮、
 アポロン様やら弁才天様やらに選ばれし者の放蕩(嘲)、
 金持ちインテリどもの道楽(嘲)、気取り屋のゴッコ遊びだろ(嘲)」

「そんな身も蓋もない言い方よして下さい。或る程度は事実でしょうけど」

「金やコネや才能やセンスある人たちだけでやってーりゃあいーいんじゃねえの?(嘲)
 俺はそれらの何が良いか分からんし知らんけどさ、そういった天恵は一切無えから(嘲)」


絵、詩、音楽、10年くらい、
趣味なり勉強なりそれなりに人並みに触れてきて、
それで喰って生きたいとも考えていたけど、
全く興味が無くなった。
皮肉や恨みではなく、単純に
「もう優れた貴方がただけでやっていて下さい」と、思う。
俺には無理だと分かったし、何の関係も無いのだと、実に気付く。

何も好きではないし、何も嫌いではない、本当にどうでもいい。
ただ、アウトサイダーアートとか呼ばれる類のものは例外、ありゃあどうしても面白い。

たまにDTMいじったり、落書きしたり、それだけでいい。


 *


で、
4月から社会人大学に通っている。

国文学、数学、英語、経済学諸々、の入門から始めている。

この間は初歩解析の講義に行ったが、後半ほとんど分からんかった。
簡単な微積分から復習して、足場を固めなければいけない。

歴史、物理、独語もやりたい。
しかし、講義と試験が土日に受けられるものという条件で絞り込む必要がある。

平日は仕事と自習、土日は丸一日講義、無教養貧乏暇無し。

勉強は面白い、今はそれに向かう。
将来的に入れ込みたい仕事が、その取っ掛かりが、何か見付かるだろうか。